今回、エンジンの制作に伴い、REIMAX Gr-Aカムシャフト IN 280°EX 272°、GT-Jeタービン、ASNU 850ccインジェクター＆ボルテージスタビライザー、ボルテージアップ、吸排気系の見直しをお願いしました。
そして、せっかく組んでもらうエンジンだし高い次元でエンジンの制御、保護が出来たらと思い、MoTeC M600を導入する事にしました。

まず始動性ですが、このようなスペックのカムを選択しているにも関わらずアクセルを煽る必要などなく普通にエンジンが始動します。
アイドリングもハイカムを入れたら間違いなく発生すると思われた独特の脈動もなく、普通にアイドリングすることに今まで自分が持っていた常識を覆されました！
そして、絶対にストールなんてしないよ〜！と言わんばかりの力強く安定したアイドリングをします。軽くブリッピングしてみると、アクセルを踏むと同時にエンジンが反応！今まではアクセルを踏んでもワンテンポ遅れてエンジンが反応し重たく回転が上昇する感じでしたが、引っかかりのようなものもなくなりエンジンの回りがとても滑らかに軽くなりました。
また、 エンジンからの音も静かになり、今までいかに調律がとれていなかったのかを思い知らされました。
始動のクランキング時もそうでしたが、アイドリングもとにかくスムーズで力強く、エンジンが頼もしく安心感までも与えてくれる事に感動しました！

次に街乗りは、J-ingさんから自宅のある埼玉までの帰り道を慣らしも兼ねて高速を使わず下道のみ、ブースト0.5㎏/㎠まで、回転数3500rpmリミットで走行しました。
走り出しクラッチを繋いだ瞬間からスルスルとクルマが前に出る感じで、クルマが軽くなったような感覚です。扱い易いクラッチをチョイスして頂いた事もありますが、半クラのみでも走り出せるしストール知らずのエンジンといったところでしょうか(笑)
そうしながら走行し始めてみると まだ回転数が2000rpmそこそこだというのに、この様な仕様のカムだというのに、今まで味わった事のないような強いトルク感で加速していく！本当に乗り易いです！MoTeCって街乗りメインの人ほど必須なECUなんじゃないか！と思うほどです。
私の要望として低回転域を犠牲にしたくないし、むしろ下からビュンビュン回るエンジンにと思っていましたが、その要望以外の希望を叶えてもらう為にハイカムをチョイスする事になりました。でも、さすがにカムの仕様を考えると低回転域は諦めざるを得ないと思っていました。しかし、社長に今回使うカムでもMoTeCなら低回転も十分にカバー出来るし大丈夫！と言われ、まぁある程度カバーできるのかな〜くらいに思ってましたが、、 作用角の大きいカム＝下が無いと言う常識はまたもや覆されました！！
J-ingさんから自宅に帰る途中に社長から電話を頂き、とても乗り易いしすごいトルク感です！と伝えたところ、エンジンのアタリが出てくるともっと良くなるよ〜！との事でした∑(ﾟДﾟ)
エンジンの慣らしが終わるまではローブーストで回転数も上げられないので、ブーストをかけたり、中・高回転域でのフィーリングはしばらくお預けですが、慣らしが終わるが今からまた楽しみです！現状街乗りなら今の状態でも十分に満足ですが(｡´艸`｡)

今回、それぞれの施工メニュー単体の効果を体感するという事は出来なかったのが勿体無い気持ちですが、J-ingさんのベストなパーツチョイスと構成、そしてハイレベルなセッティング力に より、バランス、調律のとれた素晴らしいエンジンに仕上げて頂き、本当にありがとうございました(^^)

MoTeC M600

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