去る10月31日、預けていたBCNR33を引き取ってきました。

これまではポンカム（購入店のHPにはそう記載されていましたが、今回の施工に際し別のカムであるが判明しましたが）を東名の吊るしECUによる制御で乗っていました。

何といっても出だしの遅さが不満でした。3000rpm以上回せばそれなりに楽しいのですが、高回転域では純正タービン故の頭打ち感もありました。

暫くして同郷の知り合いからジーイングさんの存在を知り、二年越しで今回の施工に至りました。

今回の主なメニューはMoTeC　M600、GT-je　STタービン、Gr.Aカム、ASNU850㏄インジェクター。ほかにもヘッドガスケットや水ホース類交換、サイドシル補修等。

高回転の伸びもほしいですが、より低回転から楽しく走りたいというのが私の注文でした。

ついに納車!!!!!

まずアイドリングの落ち着きにびっくり。

272°のカム、850㏄インジェクターを装備してるのにこの安定感。もちろん一発始動です。これがMoTeCの実力。

納車に際して試走…出だしが軽いそして気持ちの良い加速!!1000rpmからぎくしゃくすることなく乗れてしまうのは驚きです。

もちろん強く踏めば快音とともにタコメーターの針は一気に上昇、恐怖すら感じる加速を味わうことができます。実際、助手席に乗ってガツンと踏んでもらうと怖いです…

納車前まではどのくらい乗り味が変わるのか全く想像がつきませんでした。以前の使用（ポンカム？＋東名ECU）でもある程度まで回せば気持ちよく走れていたので。

しかし、乗ればわかります、そのすごさが。街乗り快適、踏めばぶっ飛び。完璧にセッティングされているので、街乗りでよく遭遇する速度の加減速にも、ギアをほぼ変えることなく対応できます。

帰りの時も、よしギアを上げよう。って、ギアそのままで行けてんじゃん！という状況が何度もありました。これは本当に負担減でした。一般車のように楽に乗れてしまうんです。

前田社長がよく仰る「普通」という意味がよくわかります。なのでRを駆るのがとても楽しくなりますよ、間違いなく。

あと、燃費もよくなりました。納車の帰り、群馬県内の市街地や長野県の峠道（標高1300mほど）と高速道路を通りましたが、それでも以前よりリッターあたり約1㎞ほど伸びました。

こんな車で燃費を気にするのは野暮ですが、ハイオクガソリンも共に高騰しているこのご時世、少しでも経済的になるのはありがたいですよね。

ほぼすべて高速道路を使えばまだまだ伸びてくれそうです。

あと少し加えておきます。車を預けている期間中、経過状況を写真付きで連絡してくださったのはとてもありがたかったです。

愛車と離れている寂しさも紛れますし、愛車が徐々に進化しているのがわかります。セッティングがある程度終わってアイドリングやアクセルの煽りの動画が送られてきたときの興奮具合はすごかったです。

それと、見積もりにはない部分で細かな不具合も色々と直していただきました。
本当にきめ細かく、そして隅々まで目を光らせているのだと思い知らされました。ありがとうございます。

新生GT-Rとの日々はまだ始まったばかり。まだまだ新しい発見があるようなのでどんどん踏んでいこうと思います。

前田社長、従業員の皆様、素晴らしい車をありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

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