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GT-R(R32/R33/R34)のチューニング専門店-ジーイングブログ

GT-R(R32/R33/R34)のチューニング専門店-ジーイング 代表 前田仁

ジーイング代表、前田 仁(Jin Maeda)です。 これまで、メーカーのエンジンに対する考え方、パワーと耐久性とバランス、ボディ補強、サスペンションのセッティング、 コンピューターのセッティング等、車に関するあらゆることを学んできました。このブログでは、 日々の仕事の様子を中心に発信しながら、車に楽しく乗りたいと思っている方々に、それらをフィードバックしていきます。

Automatic translation / From Japanese to English >

I have added an automatic translation in the hope that it will convey at least some of the nuances.

ダイレクトコイル流用

2017.09.17

私にはダイレクトコイルを流用する意味がよく分かりません。

批判ではありませんよ。純粋にそう思っただけです。

下記に書く内容は私個人の見解ですから、そう思って読んで下さいね。

噂では、火花が強い・新しいエンジンのコイルだから・あの車両は燃費がいいそれは火花が良いので薄い燃料でも着火する・純正価格が高いから良い物を使っている・etc・・・

どれも根拠がありません。

コイルには特性があります。1次コイルや2次コイルや内臓パワトラの話は今回止めときますが、コイルはエンジンの特性に合わせ作られています。またそのコイル特性に合わせ通電時間(ドエルタイム)も決まっています。
当然飽和状態にならず熱が溜まらないように設定するのが基本ですが。

だからRB26・VR38・SR20・全てコイルの特性が違うんですよ。

流用は悪い事ではありませんが、流用する事で純正のように特性の合ったものから、特性の合わない物に交換しては流用の意味が無いんじゃないかと・・・(^^;)

ただ火花を飛ばすだけでしたらいいですけど(笑)

嘘だと思ったら日立オートモティブシステムズ阪神でも他のコイルメーカーにでもRB26と流用コイルの特性違いを計測して貰って下さい。但し計測するにもお金は掛かりますよ。

他のアフターで売られているコイルでも他の純正コイルを流用しRBに使えるように、パワトラを付けて成立させている商品もあるようですね。

ダイレクトコイルが故障(パンク)する話もよく聞きますが、まずは劣化が一つ、

もう一つは通電時間(ドエルタイム)の事を良く知らず通電時間を長く設定し、コイルが飽和状態になり熱でパンクする。

二つ目は、ECUが原因というのも多いです。純正ECUでも通常の通電時間に対してノイズが入り、通電時間プラスノイズが合計された信号を出力してしまいコイルが熱を持ちパンクするようなノイズが原因のものもあります。

ノイズのおかげで失火する場合もあります。

三つ目はやはりECUです。クランク角センサー信号をECUの通信速度の遅さにより、演算された通電時間が正確では無く、ソフトに書き込んだ通電時間より長い時間を出力しコイルが飽和しパンクするケース。
ようはECUの能力不足が通電時間を安定させられないのが原因です。

これは私もECUの能力の違いを見る為にオシロスコープで、ソフトに書き込んだ通電時間と実際の通電時間を計測しました。ECUによっては増えたり減ったり安定しませんでしたよ。
MoTeCですか?当たり前じゃないですか~シッカリ一致し安定していました。

この様にコイルが原因では無いパターンも沢山ありますので、安易にダメコイルと言う浅はかな考えはやめましょうね。

あのエンジンが使っているから良いコイルとかじゃなくて・・・コイルも勉強すると深いですよ。

最後に、この見解は私個人の考えと受け取って下さい。当然違う考え方もあるでしょうからね。

 
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