GT-R(R32/R33/R34)のチューニング専門店-ジーイング

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GT-R(R32/R33/R34)のチューニング専門店-ジーイングブログ

GT-R(R32/R33/R34)のチューニング専門店-ジーイング 代表 前田仁

ジーイング代表、前田 仁(Jin Maeda)です。 これまで、メーカーのエンジンに対する考え方、パワーと耐久性とバランス、ボディ補強、サスペンションのセッティング、 コンピューターのセッティング等、車に関するあらゆることを学んできました。このブログでは、 日々の仕事の様子を中心に発信しながら、車に楽しく乗りたいと思っている方々に、それらをフィードバックしていきます。

Automatic translation / From Japanese to English >

I have added an automatic translation in the hope that it will convey at least some of the nuances.

転ばぬ先の杖

2020.05.11

       

RB26の当たり前と言ってもいい修理と言えば、インテークマニホールドやスロットルの紙ガスケット交換

以前より多くなって来ています。

メタルガスケットに交換しますが、外したついでにやる事は沢山あります。

インマニも3分割になります。マニ本体とウォーターラインとエアーラインと分解出来て、外したついでにOリング9個の交換とウォーターラインのシール剤を新品に交換。

次にスロットル本体ですが、洗浄するとグレーのコーティングが剥がれてしまいます。
このコーティングが剥がれると、エンジン始動後にアイドルコントロールAACバルブの調整範囲を超えて、エンジン回転数が下がらなくなる事が多々あります。

このコーティングはスロットルボディとバタフライの隙間を極力無くす為に必要なもので、コーティングが剥がれるとスロットルボディとバタフライの隙間からエアーを吸い、エンジン回転数が上昇してしまいます。

スロットルボディ洗浄後は必ず、隙間を埋めるためにコーティングをしなくてはいけませんが、市販品には最適なコーティング剤がないんですよ~
あったとしても、エンジンの温度が上昇するとコーティング剤が柔らかくなり、バタフライが引っ掛かるような症状が出てしまいます。

弊社ではメーカーが使用している物と同等のコーティング剤を使用していますが市販品と比べると材料が違い柔らかくなる事はありません。

次にスロットル本体のシャフト両端に付いているオレンジのオイルシールですが、ブースト圧によりオイルシールが斜めに倒れ、そこからエアー漏れを起こす事があります。
シャフト両端のどちらかは目視出来ますが、リターンスプリング側は見えません。

そこでGr.Aエンジンがやっていた事と同じように、オイルシールを新品に交換して、シールが倒れないように、シールガイドリング(テフロン製)に交換します。

最後にコーティング剤が乾いたらスロットル個別にバタフライの全閉を調整し、マニホールドに取り付けします。

マニホールドに取り付け後更に3つのスロットルバランスを取り終了となります。

そうするとAACバルブの調整範囲にシッカリ入って来るようになります。

やる事沢山あるんですよね😅

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