GT-R(R32/R33/R34)のチューニング専門店-ジーイング

GT-R(R32/R33/R34)のチューニング専門店-ジーイング

GT-R(R32/R33/R34)のチューニング専門店-ジーイング

Pick Up

REIMAX RB26用
ストリートカムシャフト

REIMAX RB26用  ストリートカムシャフト

純正タービンからN-1や GT-SSタービンまで、 幅広くカバー!

Passion for R/GT-Rのチューニングにかける思いや情熱
定期メンテナンスで愛車を長く快適に・入部要項・Jingメンテナンス部

特定商取引法に基づく表記

製品のご注文について

Jing Blog's RSS

GT-R(R32/R33/R34)のチューニング専門店-ジーイングブログ

GT-R(R32/R33/R34)のチューニング専門店-ジーイング 代表 前田仁

ジーイング代表、前田 仁(Jin Maeda)です。 これまで、メーカーのエンジンに対する考え方、パワーと耐久性とバランス、ボディ補強、サスペンションのセッティング、 コンピューターのセッティング等、車に関するあらゆることを学んできました。このブログでは、 日々の仕事の様子を中心に発信しながら、車に楽しく乗りたいと思っている方々に、それらをフィードバックしていきます。

Automatic translation / From Japanese to English >

I have added an automatic translation in the hope that it will convey at least some of the nuances.

カタカタ音不具合点検修理

2021.11.23

       

長文になります


朝一番に10年前の懐かしいお客さんから電話があり、カタカタ音がするので見て欲しいとのこと

間もなくお客さんが来店されましたが車両はBNR34ですが、あれっ?一度34を降りたはずでは・・・と思いましたがそれはどうでもいい話で(笑)

まずはカタカタ音の点検に入ります。

タイミングベルトが緩いのかなと思いブリッピングと少し時間をおいて再始動時の油圧の上昇具合点検

①これはタイミングベルトの緩みにより、アクセルを開け戻した時に聞こえる音ですが特にベルトには問題無し

②次に油圧の上昇具合ですが、オイルポンプバックプレートネジ緩みやポンプギア破損よるヘッドまで油圧が供給されるまでのタイムラグによるカムからの音ですがそれも問題無し

③メインメタルやコンロッドメタル破損によりピストンがヘッドに当たる音なのかの点検

一応問題無しです

エンジンが温まっているのでタイミングベルトの張り具合もシッカリ見れないので扇風機でエンジンを冷やして待ちます

その間お客さんがカタカタ音を動画にとっていたので音の確認をすると、「カタ‥カタカタ‥‥カタカタ」と不定期で聞こえるが金属音かプラスチックの音かの判断が出来ず・・・

次に車を購入した時に何か整備したのか聞くと、購入先でタイミングベルト交換とその後はディーラーでカムカバーパッキン交換したと言っていました。

音が出始めたのは?ディーラーでパッキン交換後と言う事で、誰かが何かを触った場所なのか?それとも他の原因があるのかなど色々想像・・・

エンジンを冷やしながらお客さんと2時間くらい談笑しお客さんは帰宅され、そろそろエンジンも冷えたであろうからエンジンを始動してみようと五十嵐と一緒に再点検開始。

エンジンを再始動するも油圧上昇具合も問題無し、タイミングベルトの緩み具合も問題無し👍

ここまでの間一度もカタカタ音は出ません。お客さんの動画で聞いただけです。

あり得ないとは思いますが、メカニックの工具忘れなどを含め、エンジン内部洗浄を頼まれたのでアンダーカバーとプラグカバーを外し、忘れ物はないねと確認。

次にそのカタカタ音が聞きたくてお客さんから動画を送ってもらい3回くらい聞きましたかね(笑)

私も自分の頭の中を整理して、不具合個所を2カ所に絞りました。

[一つ目はカムプーリーを止めているボルトの緩み]

[二つ目はカムプーリ後ろにあるバックプレートを止めているボルトの緩み]

と言う事を五十嵐の勉強かねがね、ここの2カ所をこれから点検するぞ!と告げてタイミングカバーを外しました。

目視で見る限りカムプーリーボルトの緩みは確認出来ず、次にバックプレートボルトを目視すると

ハイ👍的中バックプレートボルトが緩み、飛び出してカムプーリー裏に当たっていました。

何故原因特定出来たかと言うと、カムプーリーボルトとバックプーリーボルトはボルトにテンションを掛ける為のスプリングワッシャーが付かないんですよ。元々ね

規定トルクで管理するだけのボルトでしてね

弊社ではそのようなボルトに対しては私なりの締め付けトルクと接着力の弱いネジロック?ロックタイト?
呼び方は色々ありますが、緩み止めの接着剤を塗布しています。

それは何故かと言うとバックプレートを止めるボルトは全てシリンダーヘッドに付きます。
シリンダーヘッドはアルミ製ですから膨張係数が大きいので伸び縮みします。

その為にスプリングワッシャーが無いボルトは緩みやすいと考え私はその様な取り付け方をしています。

原因が分かって良かった良かった!

えっ?何故原因となる箇所を特定出来たかって?

不定期なカタカタ音とボルトを頭の中で想像すると、ボルトがエンジン振動で左回りに回れば、飛び出て来てカムプーリー裏に当たり、今度はカムプーリーに当たるとボルトが接触した事で時計回りに回って、プーリーから離れていくから不定期なカタカタ音何じゃないかと思ったわけです。

プーリーボルトだったらボルトが緩めばIN側は樹脂カバーなのであの様な音はしないし、EX側ボルトだったらクランク角センサーのアルミボディーに当たるが、クラセンを外した段階で確認出来たので、あのバックプレートボルトだなと確信したわけ(笑)

色々ありますね😅

カタカタ音

バックプレートボルト緩み

バックプレートボルト緩み

バックプレートボルト緩み

バックプレートボルト緩み

 
次の記事 |  前の記事



お問い合わせはコチラ
お問い合わせはコチラ