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ジーイング代表、前田 仁(Jin Maeda)です。 これまで、メーカーのエンジンに対する考え方、パワーと耐久性とバランス、ボディ補強、サスペンションのセッティング、 コンピューターのセッティング等、車に関するあらゆることを学んできました。このブログでは、 日々の仕事の様子を中心に発信しながら、車に楽しく乗りたいと思っている方々に、それらをフィードバックしていきます。
Automatic translation / From Japanese to English >
I have added an automatic translation in the hope that it will convey at least some of the nuances.2026.02.27
海外で「ビレッドブロック用」として販売されているヘッドガスケットを見つけたので、試しに取り寄せてみました。
私自身、RB26のビレッドブロックは今回が初めて。専用品として設計されているなら参考になるだろうと思ったからです。
ところが箱を開けてみると――
中身はほぼ普通のメタルガスケット。
「これは専用品とは言えないな(笑)」というのが正直な感想でした。
ならどうするか。
答えはシンプルです。無いなら作る。
⸻
今回のビレッドブロックは、鋳鉄ブロックとは条件がまったく違います。
設計を見直すと、変更すべき箇所がいくつも出てきました。
まず最初に分かったのは
・ヘッドスタッドボルト径の違い
・ダウエルピン径の違い
ここが設計変更のスタート地点です。
さらに重要なのがアルミブロック特有の熱膨張。
アルミは鉄より膨張量が大きいため、固定方法を通常と同じにすると運転時にガスケットへ無理な力が掛かります。
そこでガスケットメーカーと協議し、
・ダウエル2箇所のうち1箇所をわずかに長穴化
→ ブロック膨張時の応力逃がし構造
・冷却効率を高めるための水穴拡大
といった仕様変更を行い、このシリンダー専用設計のガスケットを製作しました。
⸻
これは汎用品ではありません。
このエンジンの条件・寸法・熱特性に合わせた一点物です。
当然、型からの製作になるためコストもそれなりに掛かります(笑)
ですが、エンジンというのは見えない部分ほど重要です。
ガスケットはただの薄い板ではありません。
燃焼圧、熱、歪み――それらすべてを受け止める要の部品です。
ビレッドブロックには、ビレッドブロックに合ったガスケットを。
それが今回の結論です。
海外で「ビレッドブロック用」として販売されているヘッドガスケットを見つけたので、試しに取り寄せてみました。
私自身、RB26のビレッドブロックは今回が初めて。専用品として設計されているなら参考になるだろうと思ったからです。
ところが箱を開けてみると――
中身はほぼ普通のメタルガスケット。
「これは専用品とは言えないな(笑)」というのが正直な感想でした。
ならどうするか。
答えはシンプルです。無いなら作る。
⸻
今回のビレッドブロックは、鋳鉄ブロックとは条件がまったく違います。
設計を見直すと、変更すべき箇所がいくつも出てきました。
まず最初に分かったのは
・ヘッドスタッドボルト径の違い
・ダウエルピン径の違い
ここが設計変更のスタート地点です。
さらに重要なのがアルミブロック特有の熱膨張。
アルミは鉄より膨張量が大きいため、固定方法を通常と同じにすると運転時にガスケットへ無理な力が掛かります。
そこでガスケットメーカーと協議し、
・ダウエル2箇所のうち1箇所をわずかに長穴化
→ ブロック膨張時の応力逃がし構造
・冷却効率を高めるための水穴拡大
といった仕様変更を行い、このシリンダー専用設計のガスケットを製作しました。
⸻
これは汎用品ではありません。
このエンジンの条件・寸法・熱特性に合わせた一点物です。
当然、型からの製作になるためコストもそれなりに掛かります(笑)
ですが、エンジンというのは見えない部分ほど重要です。
ガスケットはただの薄い板ではありません。
燃焼圧、熱、歪み――それらすべてを受け止める要の部品です。
ビレッドブロックには、ビレッドブロックに合ったガスケットを。
それが今回の結論です。