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GT-R(R32/R33/R34)のチューニング専門店-ジーイングブログ

GT-R(R32/R33/R34)のチューニング専門店-ジーイング 代表 前田仁

ジーイング代表、前田 仁(Jin Maeda)です。 これまで、メーカーのエンジンに対する考え方、パワーと耐久性とバランス、ボディ補強、サスペンションのセッティング、 コンピューターのセッティング等、車に関するあらゆることを学んできました。このブログでは、 日々の仕事の様子を中心に発信しながら、車に楽しく乗りたいと思っている方々に、それらをフィードバックしていきます。

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I have added an automatic translation in the hope that it will convey at least some of the nuances.

思うは招く!

2017.09.24

       

これから私はクランク角センサーレス・タイミングカバー製作に至った経緯をお話します。

BNR32が発売になる以前から私は自動車メーカーのエンジン開発をしていました。
その開発の内容は、5年後販売する新しいエンジンのベンチテストや不具合を見つけ対策したり、目標馬力に向けエンジン本体の改良などが主な仕事でした。

その仕事の中ではエンジンベンチでECUのROM書き換えもしていました。そのデーターは膨大で渡されるファイルは厚みにして4cmもあるほどのデーターシートでした。

その経験を活かしGTR/AE86/SR20/1J/2J/BP/etc…と純正ROM書き換えをする中でGTRとSR20がメインとなり施工していましたが、セッティングの中で必ず出会うのがノッキングでした。

どの車両も同じ所でノッキングが出れば良かったのですが、車両によって個体差が多く燃焼室内のカーボンやインジェクターの霧化の状態、他etcの影響が多く仕方ないものなのかと半分諦めていました。
まだこの時点で、クランク角センサーの能力やECUの能力の無さには気が付いていません。

更に気になり続けていたのが、高回転の燃料調整が回す度に変わる事や6000rpmを超え始まってからのエンジンの唸り音ですかね。

時が経つにつれ純正以外のECUが販売されP-FCやV-Proと画期的なものに期待し使うようになりましたが、上記に書いたような悩みは改善されず半分諦めかけていました。

それでも暇があればその悩みを解決したく更に悩み続け、考えた答えは海外のECUを使ってみよう!
海外のECUを使っても同じような現象が出るようだったら諦めようと思い時間を掛け情報を自分なりに入手しました。

それでもまた決め手になるECUが無く、ダメもとでオートサービス森の社長に電話で自分の悩みを話したら、
「お前やり過ぎなんだよ~」と言われながらも、MoTeCはどうなんでしょう?と尋ねたら一度使ったことがあるけど良かったよ!
と言われ何処がいいんですか?と尋ねると噴射タイミングを触るとシッカリ変化するぞ!の一言にピンと来て
MoTeCを使ってみる事に決定しました。

これがMoTeCとの出会いです。

元々MoTeCはP-FCやV-Proとは比較にならないほど高価で私自身他のECUとの比較やテストという意味での購入と言う感じでいました。

MoTeCを使い始まった頃は、慣れるまで朝5時から8時まで毎日のように半年勉強しながら、AVOMoTeCJapanに分からない所を毎日何回も電話したりの日々でAVOのタモさんは仕事にならなかったんだろうな~と・・・笑

自分でも自負出来るくらいMoTeCを8割ほど覚えたところでエンジン回転のブレがP-FCやV-proよりもMoTeCはブレが大きく、余計に気になり始めクランク角センサーのRef信号とSync信号の重要性を再認識して、またまたお勉強(^-^;

MoTeCは他のECUの比べ比較にならないほど通信速度が速く、今まで見えなかった信号を読み込んでくれるから
ブレが大きく見えた訳でした。
そこでタイミングベルトやクランク角センサー本体の改造や改良をする事で、信号の精度が向上してそれに伴い各気筒の噴射タイミングや点火の信号精度が向上したり各気筒の調律がバランスされ6000rpm以上のブレやエンジンノイズが減り、8000rpm回してもエンジン自身が気持ち良く回るようになりました。

そこで私の答えはクランク角センサーの信号がエンジン全ての基本であると結論に至りました。
それは、クランク角センサーからの信号が無ければ、火花も飛ばない。燃料も噴射しない。
どの様なECUが付いていてもクランク角センサーからの信号が無ければただの箱。

ここまで長い時間、初めはブレや高回転の唸り音など何か原因があると諦めずにこれたのも「思いは招く!」と言う自分の貫く気持ちがあったからだと思います。

普通こんな事をしていたら商売にも結び付かないし他人からは「しょうがないよね」「無理だよ」「そこまで必要?」「やり過ぎだよ」と言われるでしょう。
この言葉はトライした事の無い人、妥協する人、無理だと決めつけ諦める人の言葉ですから、私は耳を傾けません。

逆に面白いよね!とか、こうすればいいんじゃないと言葉を掛けてくれる人に耳を傾け仕事をして来ました。

ちょっと話は逸れましたが、私が勝手に思い込んでいる?そうじゃなくデーターを蓄積した中で得られた結果がクランク角センサーから出る信号を正確な信号としてECUに入力出来ないかに集中し、クランク角センサー内のプレートを変更したり、クラセン内のRef信号とSync信号を分離したり、信号波形を変化させたり、タイミングベルトの張りを色々変化させベストを見つけたりなど信号を進化させた結果、最終的にクランク角センサーレスが生まれました。

更に「ここまで信号精度を上げたRB26の証として」クランク角センサーレスのカバーが生まれた訳です。

ここまで追求したからこそ、エンジン仕様によってはこのくらいの信号だったら大丈夫と自信を持ってお勧め出来る内容を価格や精度に合わせステップ1・ステップ2・ステップ3と種類を作りました。

この様な上記内容は国内ECUでは絶対出来ません!MoTeCだからこそ出来る内容になります。

次もまた面白い物を作ります!乞うご期待下さい!






 
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