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ジーイング代表、前田 仁(Jin Maeda)です。 これまで、メーカーのエンジンに対する考え方、パワーと耐久性とバランス、ボディ補強、サスペンションのセッティング、 コンピューターのセッティング等、車に関するあらゆることを学んできました。このブログでは、 日々の仕事の様子を中心に発信しながら、車に楽しく乗りたいと思っている方々に、それらをフィードバックしていきます。
Automatic translation / From Japanese to English >
I have added an automatic translation in the hope that it will convey at least some of the nuances.2019.11.19
もう本当に忙しく投稿する時間がとれません😭😭😭
お疲れモードです😅
今回は少しでも情報提供になればと思い、ポンカム+ブーストアップの話をしましょう。
ポンカム+ブーストアップと言えどもエンジンの状態・タービンの状態・バルブとシートリングの密着性・カーボンの蓄積量・クリーナー・フロントパイプ・触媒・マフラー・インタークーラーなどにより同じRB26でも380psくらいから430psくらいまで性能が違います。
また各パーツのバランスによっても変わって来ます。
R34純正タービンですとブースト圧1.0kくらいで使用しているのが安全ですかね~
R34純正タービンはお分かりの通りボールベアリングですが、センターカートリッジに直接ベアリングが付いている訳では無く、筒のようなケースのベアリングが入っており、それをセンターカートリッジに入れるタイプですから、その部分にもクリアランスが存在します。
R34純正タービンのコンプレッサーを指でつまみ動かしてみるとガタが確認出来ると思いますが、そのガタはシャフトとベアリングのガタやベアリング自身のガタでは無く、ベアリングを押さえている筒状のケースのガタの場合もあります。
ですからブレードのバランスがシッカリ取れたとしてもケースが動きがアンバランスを出す事もあります。
そのような事もあるので安全性を考慮してブースト圧も抑えるようにしています。
もう一つはブースト圧を高く設定したために起きるサージでしょうか。
タービンの回転数が許容回転数を超えて、コンプレッサーブレードが空気を吸えない状態になるとコンプレッサー入り口が真空状態になります。
そうなるとブレードの羽根が曲がり反りだします。
またR34純正タービンはブースト圧をコントロールしているポペットバルブがありますが、EXハウジングのポペットバルブ径が親指ほどの小さな穴の為に排ガスが抜けきれず、EXブレードを回しブースト圧が上昇してしまいます。
機械的な欠点の為にブーコンでは制御出来ません。これはポペット穴を拡大するか、タービン出口に対して二次排圧を上げ抜けを悪くする方向でバランスさせるしかありません。
中にはギリギリブーコンで抑え込める時もありますがその様な車両は数少ないです。
R34純正タービンでこの様な症状が出る条件は、5速6000rpm付近からです。
普通に使っていればこの回転域は使わないので症状に気が付いていない場合もあるでしょう。
但しECU書き換え時にDynaなどでセッティングすればこの回転域からブースト圧が徐々に上昇し、ブーコンで抑え込めない場合はお客さんに相談し方向性を決めます。
そんな中全てのバランスが上手く取れた車両で、ポンカム+ブーストアップで445psが出たR34があります。
純正タービンのブースト圧1.0kでですよ😅
但し8000rpmでサージが出ましたので、サージが出ない範囲の性能に合わせこみました。
バランスが取れるとR34純正タービンでも出るんですね。
当然MoTeC M600により気筒別に燃料や点火時期なども合わせこみました👍
もう本当に忙しく投稿する時間がとれません😭😭😭
お疲れモードです😅
今回は少しでも情報提供になればと思い、ポンカム+ブーストアップの話をしましょう。
ポンカム+ブーストアップと言えどもエンジンの状態・タービンの状態・バルブとシートリングの密着性・カーボンの蓄積量・クリーナー・フロントパイプ・触媒・マフラー・インタークーラーなどにより同じRB26でも380psくらいから430psくらいまで性能が違います。
また各パーツのバランスによっても変わって来ます。
R34純正タービンですとブースト圧1.0kくらいで使用しているのが安全ですかね~
R34純正タービンはお分かりの通りボールベアリングですが、センターカートリッジに直接ベアリングが付いている訳では無く、筒のようなケースのベアリングが入っており、それをセンターカートリッジに入れるタイプですから、その部分にもクリアランスが存在します。
R34純正タービンのコンプレッサーを指でつまみ動かしてみるとガタが確認出来ると思いますが、そのガタはシャフトとベアリングのガタやベアリング自身のガタでは無く、ベアリングを押さえている筒状のケースのガタの場合もあります。
ですからブレードのバランスがシッカリ取れたとしてもケースが動きがアンバランスを出す事もあります。
そのような事もあるので安全性を考慮してブースト圧も抑えるようにしています。
もう一つはブースト圧を高く設定したために起きるサージでしょうか。
タービンの回転数が許容回転数を超えて、コンプレッサーブレードが空気を吸えない状態になるとコンプレッサー入り口が真空状態になります。
そうなるとブレードの羽根が曲がり反りだします。
またR34純正タービンはブースト圧をコントロールしているポペットバルブがありますが、EXハウジングのポペットバルブ径が親指ほどの小さな穴の為に排ガスが抜けきれず、EXブレードを回しブースト圧が上昇してしまいます。
機械的な欠点の為にブーコンでは制御出来ません。これはポペット穴を拡大するか、タービン出口に対して二次排圧を上げ抜けを悪くする方向でバランスさせるしかありません。
中にはギリギリブーコンで抑え込める時もありますがその様な車両は数少ないです。
R34純正タービンでこの様な症状が出る条件は、5速6000rpm付近からです。
普通に使っていればこの回転域は使わないので症状に気が付いていない場合もあるでしょう。
但しECU書き換え時にDynaなどでセッティングすればこの回転域からブースト圧が徐々に上昇し、ブーコンで抑え込めない場合はお客さんに相談し方向性を決めます。
そんな中全てのバランスが上手く取れた車両で、ポンカム+ブーストアップで445psが出たR34があります。
純正タービンのブースト圧1.0kでですよ😅
但し8000rpmでサージが出ましたので、サージが出ない範囲の性能に合わせこみました。
バランスが取れるとR34純正タービンでも出るんですね。
当然MoTeC M600により気筒別に燃料や点火時期なども合わせこみました👍