GT-R(R32/R33/R34)のチューニング専門店-ジーイング

GT-R(R32/R33/R34)のチューニング専門店-ジーイング

GT-R(R32/R33/R34)のチューニング専門店-ジーイング

Pick Up

REIMAX RB26用
ストリートカムシャフト

REIMAX RB26用  ストリートカムシャフト

純正タービンからN-1や GT-SSタービンまで、 幅広くカバー!

Passion for R/GT-Rのチューニングにかける思いや情熱
定期メンテナンスで愛車を長く快適に・入部要項・Jingメンテナンス部

特定商取引法に基づく表記

製品のご注文について

Jing Blog's RSS

GT-R(R32/R33/R34)のチューニング専門店-ジーイングブログ

GT-R(R32/R33/R34)のチューニング専門店-ジーイング 代表 前田仁

ジーイング代表、前田 仁(Jin Maeda)です。 これまで、メーカーのエンジンに対する考え方、パワーと耐久性とバランス、ボディ補強、サスペンションのセッティング、 コンピューターのセッティング等、車に関するあらゆることを学んできました。このブログでは、 日々の仕事の様子を中心に発信しながら、車に楽しく乗りたいと思っている方々に、それらをフィードバックしていきます。

Automatic translation / From Japanese to English >

I have added an automatic translation in the hope that it will convey at least some of the nuances.

Jing Original RB26 Φ86.5 鍛造ピストンキット

2026.01.24

   

新素材アルミ合金によるRB26ピストン開発について

弊社では、新素材のアルミ合金を使用したRB26用ピストンを新たに製作しました。

なぜ、いわゆる「弱小ショップ」である私たちが、わざわざピストンを作る必要があったのか。
その理由を、少しお話ししたいと思います。

私はこれまで、約30年にわたりRB26の性能向上を目指してエンジン製作を続けてきました。
しかしピストンに関しては、市販されている製品を購入し、組み込むことしかできませんでした。

市販ピストンを実際に手に取り、ピストントップからスカートの末端まで細かく測定していく中で、
使用されているアルミ合金の特性を前提としたピストンプロフィールに、ずっと違和感を感じていました。

持論ですがそのようなプロフィールのピストンは、高回転域ではピストンが首を振り、暴れやすくなります。
結果として、スカートがシリンダー側面を傷つけてしまうのは、ある意味で当然の挙動です。

ピストンの首振りとは、シリンダー内でピストンが斜めになる状態のことです。
当然、ピストンリングやオイルリングも斜めになり、
これはコンプレッションがわずかではありますが低下していると、私は解釈しています。

さらに、ピストンスカートがシリンダー側面を引きずることで、フリクションの増加も起こります。

一般的に、高性能ピストンのアルミ合金としてはA2618材が主流とされています。
非常に高強度な材料ですが、膨張係数は通常のアルミ材と同じく大きいのが特徴です。

そのため、A2618合金を使用したピストンは、熱膨張を前提とした設計が必要になります。
この材質は、ある温度以下では安定した強度を持ちますが、
一定の温度を超えた状態が続くと、時間の経過とともに強度が半分以下に低下することが知られています。
(※これは極限条件での材料テスト結果であり、通常の使用条件を示すものではありません)

昨年、知人から新しいアルミ合金があると紹介を受けました。
その材料特性を知った瞬間、正直に言って「これは使ってみたい」と思い、
ピストン製作を決意しました。

この新素材アルミ合金は、
・十分な強度を持ち
・熱膨張率が小さく
・高温下での連続運転でも強度低下が少ない

という、非常に魅力的な特性を持っています。

熱膨張が少ないということは、ピストン設計の自由度が大きく広がるということです。
ピストンの首振りを抑え、シリンダー側面を傷つけにくいプロフィールを実現することが可能になります。

今回、新素材アルミ合金を使用したRB26用ピストンが完成しました。
これから本格的に耐久テストへと入っていきます。

このピストンは、理論だけで作られたものではありません。
長年の実測、現場での経験、そして「違和感を放置しない」という職人の感覚から生まれたものです。

次の記事 |  前の記事



お問い合わせはコチラ
お問い合わせはコチラ